
近頃はお葬式のスタイルも比較的多様化されていて、そのうちの1つとして海洋散骨や宇宙葬などが挙げられます。そのうち海洋散骨を行う場合は文字通りに海に散骨をするわけですが、これを行う場合に気を付けることの1番目は、それを行ってくれる葬儀業者に依頼することとなります。
というのはすべての葬儀業者がそれを行ってくれるわけではないからです。2番目に気を付けることは、その散骨する骨はパウダーなどに粉砕して骨と判別できるような状態にしないこととなります。というのは明らかに骨だと判別できるような状態で散骨してしまうと、それを発見した誰かが死体遺棄をしたのではないかと勘繰られて、警察の捜索になるし、下手したら自分たちが逮捕されることになりかねないからです。
3番目にそれを散骨する場所となります。というのは海ならばどこでも良いわけではありません。沿岸近くとか近海などの漁業をしているエリアあたりでは釣りや漁業をしている最中に引っかかって引き上げられてしまう可能性もあるからです。
それだけではなくて死者の霊の気配などを感じて風評被害などの可能性もあるからです。それゆえに散骨を行う場合は遠洋の漁業エリアでないような場所で行う必要が生じます。なお湖での散骨は水源地などのために禁止対象となっています。
そして4番目に気を付けることとして散骨を行う場合は普段着で告別式など行わない日を選ぶ必要があります。というのはいかにも喪服で来られると明らかに散骨を行うことの意思表示となってしまい、近隣住民や漁業関係者などからクレームが来る可能性すらあるからです。